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<2024年10月2日> 墓じまい

2024/10/02  【メルマガ一覧へ戻る

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    おはようございます、宮本です。

 

 代々のお墓が遠方にあったり、管理をしている親族が高齢になると
 今後のお墓の管理に頭を悩ませる人が増えてきています。

 

 今日は「墓じまい」の現状と問題点、墓じまい後の選択肢について
 お伝えしたいと思います。

 
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 墓じまい

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 ●墓じまいとは

 

 お墓を解体・撤去して更地にし、その使用権を墓地の管理者に返還することです。
 墓じまいを行う理由としては、跡継ぎがいない、遠方にお墓があり維持が難しい
 などの事情があります。

 

 墓じまいを行う際には、親族の同意を得て、墓地の管理者に連絡し、埋葬証明書
 を発行してもらう必要があります。

 

 その後、ご遺骨の受け入れ先を決め、行政手続きを行い、石材店と打ち合わせを
 して実際にお墓を撤去します。

 

 ●墓じまいが増えている理由

 

 墓じまいを行う理由としては、跡継ぎがいない、遠方にお墓があり維持が難しい
 などの事情があります。

 

 墓じまいが増えている背景には、いくつかの社会的・文化的な変化があります。
 少子高齢化や核家族化の影響で、お墓を守る人が減少し、墓じまいを考える家庭が
 増えています。また、墓地の管理費や維持費が経済的な負担となることもあり、
 より現代的な供養方法を選択する家庭が増えています。

 

 さらに、都市化の進行により、実家から離れて生活する人が増え、
 お墓参りが困難になるケースも多くなっています。

 

 
 ●墓じまいに気を付けるべき点

 

 墓じまいにはいくつかの問題点があります。

 

 ・親族の同意を得る必要があり、意見の対立が生じることがある

 

 ・墓地の管理者に連絡し、埋葬証明書を発行してもらう必要がある

 

 ・遺骨の受け入れ先を決め、行政手続きを行う必要がある

 

 ・親族や寺院、石材店とのトラブルが多く、事前の準備と話し合いが必要

 

 ・離檀料が高額になる場合があり、寺院とのトラブルが発生することがある

 

 ・墓じまいの費用が大きくなることがあり、費用の負担を誰がするのか
  決まらないことがある

 

 これらの項目を事前に把握し、適切な対策を講じることで、墓じまいをスムーズに
 進めることができます

 

 ●墓じまいとお寺との関係

 

 墓じまいを行う際には、親族の同意を得て、墓地の管理者に連絡し、
 埋葬証明書を発行してもらう必要があります。

 また、ご遺骨の受け入れ先を決め、行政手続きを行い、石材店と打ち合わせをして
 実際にお墓を撤去します。

 

 墓じまいを行う際には、お寺の僧侶にお性根抜きを行ってもらう必要があります。
 墓前まで足を運んでもらい、法要を営む僧侶に対してお布施を包まなければなりません。

 

 お布施の相場は1~5万円くらいだと言われています。
 また、離檀料が高額になる場合があり、寺院とのトラブルが発生することがあります。

 

 墓じまい後もお寺との関係を続ける方法として、永代供養墓や納骨堂の利用、
 樹木葬などがあります。これらの方法を利用することで、お寺とのつながりを維持
 しつつ、新しい供養の形を見つけることができます。

 

 離檀料の相場は一般的に3万円から15万円程度です。

 

 これは法要1回分のお布施と同じくらいの金額が目安とされています。
 ただし、地域や寺院によって異なる場合があり、場合によっては20万円ほどかかる
 こともあります。

 

 離檀料は、これまでお世話になったお寺への感謝の気持ちを表すためのものであり、
 法的な支払い義務はありませんが、一般的には支払われることが多いです。

 

 
 ●墓じまいの高額請求について

 

 高額な離檀料を請求される場合があります。

 離檀料の相場は一般的に3万円から15万円程度ですが、地域や寺院によって異なる場合
 があり、場合によっては20万円ほどかかることもあります。

 さらに、墓じまいの際に住職から200万円、300万円の離檀料を求められるケースも
 報告されています。

 

 このような高額請求に対しては、金額の内容を確認し、家族と相談し、必要に応じて
 金額を交渉することが重要です。

 

 高額な離檀料を請求された場合、それが違法かどうかは状況によります。
 離檀料に明確な法的基準はなく、寺院によって異なるため、金額に納得がいかない場合は、
 基本的には寺院と話し合うことになります。

 

 また、離檀料の請求が不当であると感じた場合は、弁護士に相談することも選択肢の
 一つです。例えば、弁護士に依頼して交渉を行う、または遺骨返還請求訴訟を提起する
 ことが考えられます。

 

 ●跡継ぎがいない場合の墓じまい

 

 跡継ぎがいない場合の対処法としては、以下の方法があります

 

 ・永代供養
  お墓を撤去し、ご遺骨を永代供養墓に改葬する方法です。
  これにより、将来的な管理の負担を軽減できます。

 

 ・親族に相談
  お墓を承継してくれる人がいないか親族に相談し、承継者を見つけることが重要です。

 

 ・管理費の前払い
  お墓の管理費をまとめて支払い、将来的な管理の負担を軽減する方法もあります。

 

 永代供養墓(えいたいくようぼ)とは、遺族の代わりに霊園や寺院が遺骨を管理・供養する
 お墓のことです。お墓の後継者が不要で、一般墓より費用を抑えやすいことから、
 近年人気を集めています。

 

 永代供養墓にはいくつかの種類があります

 

 合祀型: 他人の遺骨とまとめて埋葬する方法。費用は5万円から30万円程度

 

 集合型: 共通のお墓へ個別に遺骨を埋葬する方法。費用は20万円から60万円程度

 

 個別型: 個人単位で遺骨を埋葬する方法。費用は50万円から150万円程度

 

 納骨堂型: 建物内に収骨スペースがあり、個々の区画を購入して納骨・参拝する方法。
 費用は10万円から150万円程度です。

 

 樹木葬型: 墓石の代わりに樹木を墓標とする方法。費用は5万円?150万円程度です。

 

 永代供養墓のメリットとしては、無縁仏になる心配がないことや、
 家族への負担を減らせることが挙げられます。

 

 一方で、他人の遺骨と一緒に埋葬されることや、
 お墓参りの実感が得にくい場合があるなどのデメリットもあります。

 

 このように「墓じまい」といってもそれぞれの置かれている環境によって取る方法は
 異なります。年齢を重ねていくと思考力や体力面の衰えも出てきますので
 自分が想定している年齢よりも少し早めに動くことが大切かもしれません。

 

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