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<2025年5月7日> 新NISA一年経過

2025/05/07  【未分類一覧へ戻る

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 ファイナンシャルプランナーの福田稔也です。

 

 新緑がまぶしく、日差しに初夏の気配を感じるようになってきましたね。
 朝晩はまだ肌寒い日もありますが、季節の変わり目、
 体調管理に気をつけてお過ごしください。

 

 さて今回は、昨年からスタートした「新NISA制度」について、
 一年が経過したので改めて詳しく見ていきたいと思います。

 

     
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 新NISA一年経過

 


 
 ● 新NISAって、どう変わったの?

 

 まずは新NISA制度の基本を改めて振り返ってみましょう。

 

 これまでNISAには、「一般NISA」と「つみたてNISA」という2つの制度が
 ありました。一般NISAは、株式や投資信託に幅広く投資できるかわりに、
 非課税期間が5年間。

 

 つみたてNISAは、積立に特化した商品に限られるものの、
 非課税期間が20年間と長い、という違いがありました。

 

 しかし新制度では、この2つが一本化され、
 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つを併用できる仕組みになりました。

 

 年間の投資上限額は、つみたて投資枠で120万円、成長投資枠で240万円、
 合わせて360万円まで。

 

 さらに、生涯で非課税投資できる総額は最大1,800万円と、
 これまでと比べて大幅に拡大されました。

 

 そして何より大きな変更点が、非課税で保有できる期間が無期限になったこと
 です。これまでのNISAでは、非課税期間が終わると課税口座に移すか、
 売却するかを選ばなければなりませんでしたが、
 これからはずっと持ち続けられる安心感があります。

 

 また、新NISAでは「枠の併用」が可能です。

 

 たとえば、安定運用を重視したい資金はつみたて投資枠で積み立てつつ、
 リスクを取って増やしたい資金は成長投資枠で個別株にチャレンジ、
 といった柔軟な運用ができるようになりました。

 

 これにより、ライフプランやリスク許容度に合わせて、
 より自由度の高い資産形成が実現できるようになったのです。

 

 ● 新NISAスタートから1年、口座数が急増

 

 新しいNISA制度が始まってから、およそ1年が経過しました。
 この間に、全国でNISA口座を新たに開設する動きが大きく広がったことが、
 金融庁や各金融機関の発表からも明らかになっています。

 

 特に注目すべきは、これまで資産運用にあまり縁がなかった世代の方たち、
 50代や60代の利用者が増えているという点です。

 

 これまで「投資は若い人がするもの」と思われがちでしたが、
 老後資金の確保やインフレへの備えを意識する中で、
 「自分も何か始めてみよう」という前向きな気持ちが後押しになっていることが
 うかがえます。

 

 また、若い世代、特に20代・30代の方たちの間でも、
 「給与の一部を毎月つみたて投資にまわす」という新しいライフスタイルが
 広がりつつあります。

 

 これは、学校や職場での金融教育が少しずつ進んできたことも影響しているか
 もしれませんね。

 

 さらに、証券会社や銀行など各金融機関でも、新NISA対応の商品ラインナップが
 強化され、スマホアプリから簡単に口座開設や運用管理ができる環境が整った
 ことで、「投資を始めるまでのハードル」が以前よりぐっと下がったことも、
 口座数増加の要因となっています。

 

 つまり、この1年は「投資は一部の人のもの」というイメージから、
 「誰でも使える資産づくりのツール」として、NISAがより身近な存在になった
 一年だったと言えそうです。

 

 ● 人気は「つみたて投資枠」

 

 実際に新NISAを利用している方たちの多くが、
 まず選んでいるのは「つみたて投資枠」です。

 

 つみたて投資枠は、国が基準を定めた“長期・分散・積立”に適した投資信託に
 限定されています。選べる商品は限られているとはいえ、
 そのぶん初心者にもやさしく、わかりやすい設計になっているのが特長です。

 

 なかでも人気が高いのは、「全世界株式型」や「バランス型」と呼ばれるタイプの
 投資信託。全世界株式型は、世界中の株式市場に幅広く分散投資できる商品で、
 特定の国や地域に偏るリスクを減らすことができます。

 

 一方、バランス型は、株式だけでなく債券やリート(不動産投資信託)にも
 バランスよく配分することで、値動きの振れ幅を抑える工夫がされています。

 

 金融庁主催のNISA関連イベントなどでも、こうした商品への関心が高いことが
 報告されており、「リスクを取りすぎず、安定した資産形成を目指したい」
 という考えが、世代を問わず広がっていることが伺えます。

 

 また、つみたて投資枠の魅力は、少額からスタートできる点にもあります。
 例えば、月に5,000円や1万円といった金額からでも設定できるため、
 家計に負担をかけずに続けることが可能です。

 

 この「無理なく続けられる」という安心感が、特に忙しい世代の方たちから支持
 されている理由のひとつです。

 

 長期・分散・積立の基本に忠実な「つみたて投資枠」は、これから資産づくりを
 始めたい方にとって、まさに心強いスタートラインになっていると言えるでしょう。

 

 ● これから始めても遅くない!

 

 「もうスタートから1年経ってしまったし、今からでは遅いのでは?」
 と心配される方もいるかもしれません。でも、投資において大切なのは、
 「始めるタイミング」よりも「続ける時間」です。

 

 新NISAの非課税枠は、まだたっぷり残っています。

 

 今からコツコツ積み立てを始めれば、5年後、10年後、そして老後資金として
 必要になるときに、きっと心強い味方になってくれるでしょう。

 

 また、少額からでも積み立てを続けることで、
 投資に対する感覚や知識も自然と身についていきます。

 

 焦らず、自分のペースでスタートすることが何より大切です。

 

 「できる範囲で、できるときに。」この考え方を大事にしながら、
 未来への準備を一緒に進めていきましょう。

 

 最後にひとことアドバイスを。

 

 投資も、健康管理や人間関係と同じように、

 

 「少しずつ、こつこつ続ける」ことが成功のカギです。

 

 未来の自分へのプレゼントだと思って、今日から一歩踏み出してみてくださいね。

 

 
 今月は以上です。

 

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