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おはようございます、宮本です。
私事ですが、今自宅を立て替えているところです。
(古い家を壊して、新しい家を建築)
登記されている建物を解体して建物が無くなると、
「建物滅失登記」
の申請をしなければなりません。
これは任意ではなく、義務となります。
家を建て直すと色々な費用がかさんでくるので
できるところは自分でやって多少なりとも費用を浮かせてみようと
考えました。
今日は「建物滅失登記」を自分でした場合の、
費用と手続きの難易度についてお伝えしたいと思います。
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建物の滅失登記 自分でやってみた
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最初に自身で手続きを終えての感想ですが
手続きの難易度は「難しくない」と言っても良いと思います。
手続きの流れですが、建物の管轄する法務局に
・登記申請書(登記の目的は建物の滅失)
に必要事項を記入して提出します。
この用紙は法務局に取りに行くか、ホームページからダウンロードできます。
私は、ホームページから書類をダウンロードしました。
記入例もダウンロードできるので、その記入例を見ながら書けば問題無いと
思います。
この書類には、いくつか手書きで記入する箇所があるのですが
1.法人番号を記入
建物を解体した会社の法人番号を記入するところがあります。
建物を壊すと、解体業者や解体を請け負ったハウスメーカーから
「建物滅失証明書」や「印鑑証証明書」を受取ります。
印鑑証明書には、法人番号が記載されてますのでその番号を登記申請書に手書
きします。
2.申請人の記入
建物の登記簿謄本を法務局もしくはインターネットでオンライン請求をして
入手します。
今回のケースでは、建物の所有者は私本人となるので、
謄本に記載の住所と氏名を手書きします。
3.不動産番号の記入
不動産番号は、取得した建物謄本の右上に不動産番号の記載があります。
そちらを転記します。
不動産番号を記載すれば、
その後に記載する 所在、家屋番号、種類、構造及び床面積の記載を省略する
ことができます。
そして書類には印鑑を押すところがあります。
この印は、滅失登記が完了し返却書類を受領する時にも同じ印が必要となります
ので注意してください。
私のケースでは書類の記入はこの程度で済みました。
これが、住所が異なっていた場合には戸籍の附表や住民票の写しなど、
住所が変更された証明書が必要となります。
さらに氏名が異なっていた場合は、戸籍謄本や除籍謄本など登記に記載された
氏名と現在の氏名が繋がる書類の提出が必要となります。
●添付する書類
・建物滅失証明書
解体業者や解体依頼をしたハウスメーカーから受け取ります。
私の場合には、ハウスメーカーから頂きました。
・印鑑証明書
建物を取り壊した業者が法人の場合は、登記申請書に法人番号を記載することに
より、代表者の印鑑証明書の添付は省略できます。
・滅失した建物の地図
住宅地図をコピーしたものに該当住所に印をつけても良いですし、グーグルマップ
で地図を印刷し該当住所に印をつけても良いです。
●申請期限
不動産登記法57条によって、建物を解体してから1か月以内に建物滅失登記をしなければ
ならないと定められています。
怠った場合には10万円以下の過料に処される可能性があると記載があります。
私の場合、建物を解体したハウスメーカーから「建物滅失証明書」そのものの書類が
送られてきたのは建物を更地にしてから2か月後であり、提出期限を過ぎていたので
心配していましたが過料は掛かりませんでした。
●費用と手間について
今回建物の解体と新築に併せて道路や隣家との境界確定も行ったのですが
その部分は素人では難易度は高いので土地家屋調査士さんに仕事として依頼をしました。
その時に、専門家である土地家屋調査士さんに
「建物滅失登記を頼むといくら掛かりますか?」
と聞いたところ4万円の費用が掛かるとのことでした。
ネットで調べてみると3~5万円が相場の様です。
私の家から法務局へは、車で片道30分くらいで行けるので書類提出には1時間程度です。
手続きが完了したら返却書類を取りにいくので、往復1時間。
全部の工程が終えるまで半日くらい見ておけば行けると思います。
この手間と所要時間を4万円で専門家に頼むか、自分で手続きをするか判断材料に
しては如何でしょうか。
今回は原稿のネタにもなるし、自分も興味があったのトライしてみましたが
ハウスメーカーとの打ち合わせでは、当初から土地家屋調査士さんにこの業務を
依頼する事前提で見積書や話が進んでいたので、自分から言い出さなかったら
そのままの流れで進んで行ったのだと思います。
一般の人であれば、人生の中で家の解体といった事は何回も経験する事ではないですが
「やろうと思えば、自分でもできるんだ~」
と頭の片隅に入れておくと何かの時に役立つときがあると思います。
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