●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●
★ライフプラン相談はこちらから★
http://www.fp-hanazono.jp/s_lifeplan.php
●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●
ファイナンシャルプランナーの福田稔也です。
ゴールデンウィークに入ってから為替が乱高下していますね。
日銀の為替介入が行われたと言われていますが
実際にははっきりと声明を出していませんので詳細は不明になります。
この為替の急激な変動が起こる時に行われる
為替介入について少し調べてみましょう。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 為替介入
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●為替介入はどんな時に行われるのか?
2024年4月から5月にかけて1ドル160円にまでなりました為替情勢。
そこから一時152円ほどにまで押し戻した理由には為替の介入が行われたと
言われています。
為替介入は通常、国の中央銀行や財務省などの政府機関が行います。
これは、為替レートが望ましくない方向に急速に動いたり、
市場の乱高下が激しい場合に行われることが一般的です。
例えば、急激な円安が輸入品価格の急上昇をもたらし、
インフレを引き起こす可能性があるからとも言われています。
このような状況になりますと市場が不安定になり、投機的な動きが大きい場合、
中央銀行は市場の安定化のために介入せざるを得なくなります。
為替介入は、通常、短期的な解決策であり、持続的な経済政策の一部としては
使用されません。
また、市場への介入が成功するかどうかは、
多くの 要因に左右されるため、必ずしも効果的とは限りません。
●為替介入で出た利益はどうなる?
日本における為替介入で得た利益は、通常、日本の予算の一部として扱われます。
その予算は外国為替資金特別会計に計上されます。
この特別会計は、円売り・外貨買い介入に伴って取得した外貨を資産として保有し、
円を調達するために発行した政府短期証券を負債として保有しています。
外貨準備高は中央銀行や政府が債券や預金、金などの形で保有する外貨建ての
資産であり、日本では政府の外国為替資金特別会計と日銀が保有しています。
この外貨準備高は、20年前と比べて2.8倍に膨らんでおり、
1兆2920億ドル(約180兆円)に達しています。
ただし、外貨準備高の一部は海外の中央銀行や国際決済銀行(BIS)などへの
預金として保持されており、すぐに介入資金として使える金額は
1361億ドル(約19兆円)にとどまっています。
為替介入によって得られる利益は、この外貨準備を通じて計上され、
歳入として経理されます。
●今後の円ドルの推移はどうなる?
日米の金利差が大きいこともあり、円安のトレンドはまだ続く可能性が高いです。
2022年の年初は1ドル110円近辺だったため、今の150円台のドルはかなり高いと
いう気持ちになりますが、その当時はドルの金利も全然高くありませんでした。
また現在、市場に出ているドル建ての商品の金利が高くなっているため、
その金利が魅力でさらにドルを購入する流れになっているともいえます。
ですので非常に高く感じるドルではありますが、
その金利をうまく活用できれば自分自身の資産を増やすことも可能になるのも
また事実。
長期的な視点で考えてみると、今後日本円だけ保有しているのはリスクでも
ありますので、今ドルを保有していない人はドルを持つことも真剣に検討する
必要があるといえます。
今月は以上です。
●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●
★相続相談(事前対策)★
https://www.fp-hanazono.jp/s_inheritance_before.php
★相続相談(相続後事務)★
https://www.fp-hanazono.jp/s_inheritance_after.php
●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●・○・●
FP花園営業所