「相続」が「争族」になる悲劇 ~その財産遺産分割できますか?~
「うちは相続するほどの資産もないから」 「うちは兄弟仲がいいから」
相続問題は、起こるはずがないと思っているところで起こっています。兄弟姉妹がまだ独身のうちで分割するのであれば、問題は少ないように思われますが、それぞれ家庭を持ち、お互いに配偶者がいて生活がかかっているとなると「相続」が「争族」になってしまうケースも少なくないのです。無用なトラブルを避けるためにも、対策をとっておくことは、生きている親の責任だと思います。
ではどんな時に相続の問題が発生するのでしょうか?
ケーススタディ
相続遺産が家と土地のみで、妻と息子が3人いた場合・・・
長男が母親と同居していてそのまま家に住むとなれば、普通に考えると家と土地は長男が相続することになります。しかし、遺産が家と土地だけであれば、次男、三男には遺産は全く分配されないことになります。
「兄さんがお母さんをみるのであれば、仕方がないよ」と次男、三男とも思えばよいのですが、住宅ローンや教育費の毎月負担が重く、家計のやりくりに苦労している状態であれば、そう簡単に「仕方がない」とは言えないケースもよくある事です。
そうなった場合、やはり次男、三男が納得する形で、現金を渡さなければいけません。
だからといって、今回のケースの様に遺産が家と土地の場合には分けるお金もありません。
そうなると、長年住み続けてきた大切な家と土地を手放さなければいけないことにもなるのです。
生前に対策をしていれば、ここまで行くことは無かったかもしれません。
相続税対策
また、相続遺産額によっては、多額な相続税を国に納めなくてはいけないこともあります。その資産が不動産であったりすると、相続税を払うための現金がなく、不動産を手放さなくてはならないケースも多いのです。
実は弊社代表の宮本自身も相続を体験しております。母親に聞いたところ、かなり前になりますが昭和55年に当時相続税で2,000万円支払ったそうです。(その時私は小学校5年生でした)相続が起こって少し経過すると税務署から職員がきて、父の通帳はもちろん、母や私の通帳の提示、銀行の貸金庫への同行も求められ税務署の調査とはこんなところまで調べるのか!と当時母は驚いたようです。 今、私自身が今この仕事をしていて思うのはあの時こういう対策をしていたならもっと効果的な納税になったのではと思います。
資産・相続税の試算
資産の内容や試算方法によって変わってくる場合もあるので、まずは相続税がかかるかどうか試算してみませんか?
相続税の概算についての計算は弊社と長年提携している相続に強い税理士が試算します。
試算の結果、相続税対策がかからないとしても、遺産を円滑に分割ができるようにお手伝いします。あまり考えたくない話ですが、死は誰にでもいつかは訪れるもの。それに伴って、相続の問題も必ず発生するのです。
この相続問題は人生の中で何度も経験するような話でもなく、人の死とお金が絡む話になるので、あまりみなさん話をしたがりません。よって、ほとんどの人が、何の知識もないまま、また対策もとらないまま、突然その日に直面するのです。
「ちょっと知っていれば」「もう少し早く準備しておけば」こんな後悔の言葉は後を絶ちません。相続の問題は、各家庭ごとに問題点も解決策も異なります。「あなたの家は資産がいくらで、相続人が何人だから、これをやれば大丈夫ですよ」などと簡単に言えるものではないのです。
相続関係で悩みや不安をお持ちの方、ぜひ、一度ご相談ください。またすでに相続が発生してしまった方のご相談も受け付けております。
【ご利用対象者】
自分自身や親族の相続対策を今から準備をしていきたい方。
【ご相談料金】
初回の面談時に1時間程度のヒアリングをさせていただきます(相談料は無料となります)。
面談終了後、コンサルティングをご希望の場合には、単発でご相談いただくか(スポット契約)、継続的に(年間顧問契約)のどちらかをご選択いただきます。事前に費用や役割を取り決めた見積書を提示させていただき、同意をいただいた上で正式な契約となります。
スポット契約の終了後、年間顧問契約に移行していただくことも可能です。