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ファイナンシャルプランナーの福田稔也です。
新緑の季節も過ぎ、梅雨の気配が近づいてきましたね。
あじさいの花が色づきはじめ、季節の移ろいを感じます。
じめじめとした空気の中でも、心は晴れやかに過ごしたいものです。
雨の日には、お気に入りの音楽や読書で心をリフレッシュするのも良いですね。
さて、今回は6月というタイミングに合わせて「介護保険料の改定」について
取り上げたいと思います。
ちょっと気が重くなるテーマかもしれませんが、
将来の安心のために知っておきたい大切な内容です。
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介護保険料改定
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● 介護保険料、どうして6月に見直されるの?
介護保険料は、原則として3年に1度、見直しが行われます。
見直しの年には、市区町村ごとに保険料の改定が行われ、
多くの自治体ではその変更が6月分から反映されます。
年金から天引きされている方は、
6月の振込通知書を見て「あれ?」と気づかれるかもしれません。
見直しの背景には、地域の高齢化率や介護サービスの利用実態など、
様々な要因が関わっています。
● 保険料が上がる理由とは
介護保険は、私たちが住む地域で必要な介護サービスをまかなうための
大切な財源です。しかし、利用者の増加や介護サービスの質の維持・向上、
そして人材確保など、年々コストがかさんでいます。
そのため、多くの自治体で保険料がじわじわと上がる傾向にあります。
特に、介護職員の処遇改善が課題となっており、その分のコストも保険料に
反映されることがあります。
とはいえ、地域に根ざした支え合いの制度として、
私たち一人ひとりが支える仕組みだと捉えることが大切です。
● 自分の保険料はいくら?確認方法は?
自分の介護保険料は、市区町村から届く「介護保険料決定通知書」で確認
できます。また、市のホームページでも公表されています。
所得に応じて段階的に保険料が決まるため、ご夫婦で違う金額になることも。
まずは「自分はいくら払っているのか?」を知ることが第一歩です。
わかりにくい場合は、地域包括支援センターに相談するのも一つの方法です。
専門の職員が、ていねいに教えてくれますよ。
● 将来の介護、どう備える?
介護保険はあくまで「基本的なサービス」を支える制度です。
例えば、施設入所や在宅介護を望む場合、その費用全てを保険でまかなうことは
できません。
自分自身や家族がどのような介護を望むか、今のうちから考えておくことがとても
大切です。
そのうえで、貯蓄や民間の保険、地域資源の活用など、備え方を組み合わせて
おくのがおすすめです。
また、要介護状態になった場合に備えて、
住まいのバリアフリー化や生活支援サービスの情報を集めておくことも安心材料
になります。
● 家族との話し合いも大切に
いざというときに「本人の希望がわからない」というケースは意外と多いものです。
元気なうちに、家族と将来の介護について話しておくことは、お互いの安心に
つながります。
「もしものときは、できれば家で過ごしたい」
「施設でも自分らしく暮らせるならそれもいい」
など、思いを言葉にしておきましょう。
特に、介護を担う可能性のある家族には、具体的な希望を伝えておくとトラブルの
防止にもなります。
最近では、「エンディングノート」などを活用する方も増えています。
書きながら気持ちを整理するのも良いですね。
最後に一言アドバイスを。
介護は誰にとっても身近なテーマになりつつありますが、
「知っておく」「備えておく」ことで、不安を減らすことができます。
大事なのは“今すぐ全部完璧に”ではなく、“少しずつ前向きに”考えていくことです。
無理のないペースで情報収集をして、自分らしい将来設計を描いていきましょう。
家計や老後資金の中でも、介護は計画に入れておくべき大事な要素です。
今月は以上です。
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